2007年02月20日

北海道遺産シリーズ

「スキーとニセコ連峰」(ニセコ地域)020.jpg
「写真提供サイト」http://nature.aru.co.jp/
ニセコ連峰は、倶知安町側のニセコアンヌプリから日本海の岩内町側にある雷電岳(1,211m)に至る全長約25kmに及び、1,000m級の山々が連なります。積丹、小樽方面を含め、山と水の海岸の変化に富んだ景観から、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されています。その主峰・ニセコアンヌプリには3ヶ所のスキー場があり、年間約70万人のスキーヤー・スノーボーダーが訪れます。中でも道内有数の規模を誇るニセコ・グランヒラフスキー場は全国屈指の人気スキー場で、アンヌプリ全体の年間スキー客の約7割を占めます。雄大な自然と上質のパウダースノーから、スキーヤー・スノーボーダーからは「スキーの聖地」と言われる憧れの地・ニセコ連峰。海外からも注目され始め、世界に発信する「ニセコ」へと生まれ変わろうとし

「北限のブナ林」(黒松内町)
021.jpg
渡島半島の付け根、日本海と太平洋を国内最短距離で結ぶ、黒松内低地帯を境に、南は鹿児島県から続くブナの森が、突然連続性を失います。
最終氷河期に一度北海道から姿を消し、その後、気候の温暖化とともに少しずつ北進してきたブナは、ここ黒松内町を自生北限の境としています。
気候による限界説、現在も北進中だとする説など、多くの研究者が北限の謎の答えを出そうと、諸説を唱えていますが未だにはっきりとしません。
ブナの森は研究者に多くの謎をかけながら、ただ静かに脈々と命をつなぎ続けています。
ただ、これだけははっきりしています。この森は多くの人を魅了して止みません。ブナの美しさに見入られた研究者や地元の住民が、戦中戦後二度の伐採の危機を阻止し、現在では町のシンボルとして多くの人々に親しまれています。
■ぶなの原生林を残留せるは奇蹟というべし
黒松内町では今でこそ山間にたたずむ農村ですが、まだ、日本列島の形が現在のように揃わない太古の昔、町の静かな海の底に眠っていました。北海道自体いくつかの島に分断し、それが気の遠くなるような長い歳月を経て一つの北海道となったとき、その繋ぎ目のひとつとしてできたのが黒松内低地帯だと言われています。
黒松内低地帯は渡島半島の付け根という地理的特性から、日本海と太平洋を最短距離で結ぶほか、春から夏にかけての南風が噴火湾で発生する濃霧を運び、冬は逆に日本海からの北風が大量の雪をもたらし、年間を通して比較的湿度の高い地域にあります。
そんなエリアにある「北限のブナ林」は、大きく3つあります。
手付かずの原生林「歌才ブナ林」、一度伐採され、自然の力で再生した「添別ブナ林」、恒久的な保存と学術的研究を目的とした北海道の保護林「白井川ブナ林」。
特に「歌才ブナ林」は北限という限界の地に厳正の姿のまま純林状態で自生していることが、学術的に評価され、昭和3年、国の天然記念物に指定されています。
しかし、時代に翻弄され、存続が危ぶまれる事件がおこりました。
太平洋戦争末期の昭和19年頃、木製戦闘機のプロペラ材として当時の日本軍がブナの伐採を計画したのです。さらに、昭和29年にも当時村の赤字穴埋めのために、天然記念物の指定を解除して払い下げをする運動を行うということがありました。しかし、学者や熱心な住民の運動で危うく難を逃れたというエピソードがあります。

提供 文章:「北海道遺産とまちづくり」より 写真:北海道遺産 









posted by 井上 昭三 at 10:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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