2007年03月08日

北海道遺産シリーズ

「ワッカ/小清水原生花園」(常呂町、小清水町)
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「写真提供サイト」http://nature.aru.co.jp/

■ワッカ原生花園(常呂町)
北海道沿岸部に特有の海岸草原の中で、最大規模のものです。オホーツク海とサロマ湖に面した景観も優れ、ホタテやカキなどの栽培漁法とも共生した存在といえます。マイカーの乗り入れ規制、地元漁協による植林は先駆的試みとして注目されています。
産学官、そして教育が一体となった原生花園の資質維持の取組みも進んでいます。なかでも地元の常呂高校による「クリーンアップワッカ」は、今年で20回目を数え、教育と連携したワッカの自然環境の保全の取組みは「伝統」として確実に受け継がれています。

■小清水原生花園(小清水町)
北は流氷の接岸するオホーツク海、南は冬の使者オオハクチョウたちが飛来する濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた、東西延長が約8km、面積が約275ヘクタールに及ぶ海岸草原です。その中を網走・釧路間を結ぶJR釧網本線が走り、オホーツク海や知床連山、また、濤沸湖畔では馬たちがゆったりと草を食む様子など、東オホーツク特有の景観がここにあります。
その自然景観の維持・草原に咲く草花たちの生育を促すため、春先の「火入れ」やゴミ拾い、外来種の抜き取りなど、官民が一体となった植生回復への取組みが毎年展開されています。

「ピアソン記念館」(北見市)
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アメリカ人宣教師G.P.ピアソン夫妻の私邸として建てられたものであり、設計者W.M.ヴォーリズはメンソレータムを製造した近江兄弟社創設者としても知られています。ピアソン夫妻は伝道活動を行っただけではなく、廃娼運動や慈善活動を先導するなど、その志の高い生き様が北見の精神文化のよりどころとして親しまれています。
夫妻の業績を記念するこの住宅は、周辺の樹林公園とともに市民から大切にされており、地域に根ざしたグループによる自主的な保全・活用の取組みがたいへん熱心に行われています。夫妻に関する研究活動や市民の憩いの場として提供活動など、歴史的建物のソフトな保全・活用モデルとして注目されています。

■ピアソン記念館と北見
ピアソン夫妻は欧米の文化、生活スタイル、信仰と深く関わる文化摂取のあり方など当時の野付牛町民(現在の北見市民)に大きな影響を与えました。特にピアソン邸は、当時の開拓者たちに御殿のような西洋館とよばれ、西洋音楽の洗礼を町民はうけました。
北見市は、昭和44年6月12日に北見在住最初の外国人であるピアソン宣教師の故郷アメリカ合衆国ニュージャージー州エリザベス市と姉妹都市の提携を結びました。
これを機に北見市はピアソン夫妻が住まわれたピアソン邸を、北見市に多くの業績を残されたピアソン夫妻の遺徳を偲び、未来栄劫に北見市民の財産として夫妻を顕彰するため記念館として保存することを決定しました。

提供 文章:「北海道遺産とまちづくり」より 写真:北海道遺産 
posted by 井上 昭三 at 16:25| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、hiroshiと申します。諭吉アドセンスというものを公開しました。よかったら遊びにきてください。

いきなりのコメント失礼しました。
Posted by hiroshi at 2007年03月08日 18:28
失礼いたします
Posted by エロ at 2008年01月26日 00:11
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Excerpt: サロマ湖サロマ湖(さろまこ)は、オホーツク海岸の北見市、常呂郡佐呂間町、紋別郡湧別町にまたがる湖。佐呂間湖、猿澗湖など複数の標記がなされるが、いずれも同じ湖をさす。.wikilis{font-size..
Weblog: 日本の自然を見つめる瞳
Tracked: 2007-08-07 11:31
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